FACT.ATTIC代表 辻井のブログ

2012.05.15

ペアガラス その2

銀色のところが・・・


 


こんにちは。


とある事情から、シンナーの臭いで気持ち悪くなってる 辻井です。(-_-;)


ペアガラス(複層ガラス)のよもやまばなし


ほとんど、どうでも良い話かも・・・です( ̄ロ ̄lll)


シンプルな家を設計する時に少し悩んだ部分がペアガラスの銀色の部分についてです。


ペアガラスの銀色の所乾燥材が入っているらしく、穴がプツプツと等間隔に空いた銀色の部分です。


ペアガラスの乾燥材部分FIX窓(開かない窓)の部分などは特にシンプルに納めたいので、建築物から直接ガラスが生えてくるような、一枚のガラスで納めたいところです。


FIX直埋納まりこんな感じで。


 


 


 


枠の影も出ず、外部との一体感も有り、確かに美しいです・・・。


FIX単純段差


しかし、竣工当時は美しくても、実生活では結露とカビに悩まされる事が容易に想像できますし、雨水の進入に対しても、コーキングのみの一重防水にならざるを得ないなど、不安材料が残ります。ですので、木造の場合、コストのバランスも考えた場合は、メーカーのサッシとペアガラスを使う事がベターな選択だと思っています。


通常掃き出し納まりまた、メーカーのサッシの場合、通常は上記の様に少し床から持ちあがった様な納めになります。


少し図面や現場がややこしくなりますが、単純段差と言われる、窓と同一の納めをすると、もうひとつ上の写真の様に、床とフラットにする事が出来ます。


ちなみに価格は同じです。


 


美しい建物も魅力的ですが、設計者の自己満足で、防水性能などに支障をきたすのは、やりすぎでは・・・と考える辻井でした。


 


 


建てるなら、美しさと耐久性がバランスの良い家を創りましょう!

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