InterviewATTIC関係者へのインタビュー

2020.11.17

注文住宅日和~こだわりすぎて2度目はもういいぞ!の家造り~第十二回「外壁の色」

 

こんにちは、ATTIC所員、尾崎です。少し前に学生時代の友達も家造りを始めたと聞き、いろいろとメールでのやり取りをしていました。類は友を呼ぶのでしょうか・・・我が友、なかなかのこだわり具合で合う工務店が見つからないとのことでした。こんな時に、「あぁATTICが日本全国規模だったら・・・」と思うのですが、しかし、そうなると所長が全国飛び回って、土地を見てプランして・・・と、恐らく倒れてしまいますね。きっとその友達が住む場所にもATTICと同じような姿勢、やり方で家造りに取り組んでいるところはあるはずです!友達にはしらみつぶしに探して!!がんばれ!と伝え、検討を祈るばかりです!とにかく、造ってくれるところを探さないことには家は建たないので・・・。

それでは本日は、我が家の外壁の色決めの話を書きたいと思います。

色の話はとても奥が深く、家の色と言えば、外壁色だけでなく窓、玄関ドア、内部の床、壁、天井、家具、キッチンなどなどの全てのものに関わり、また繋がっていくものです。外壁の色だけを単独で決めるということはなく、全体に使う色のバランス、繋がりを見て各々の色を決定していきます。そんな色決めの全てをお話していくとものすごく時間がかかりそうなので、その中の一部、外壁の色決めのお話をしようと思います。(あくまでも我が家の場合です。)

私は漠然と外壁は濃いグレーくらいがいいなぁと思っていました。我が家の形だと白はなんだかありきたりになりそうだし、黒は濃すぎるから濃いグレーくらいが素敵だなぁと。ただ、漠然とです。主人は白以外なら、任せるわ。というのがスタートでした。

いざ、外壁のサンプルを取り寄せてみると、思っている色がなかなか出てこない。サンプル帳にある2㎝角くらいで見る色とA4用紙の大きさで作られてくる塗サンプルの色では何だか違うのです。サンプルを見てもなかなかコレ!という色が見つからず・・・しかし、そうも言っていられないので、その中でもいくつか候補を決めました。

いつもATTICがお世話になっているカラーコーディネーターのFさんに、私の色プランを相談させてもらいました。我が家では床材は無垢のアカシア、サッシは黒にしたいと思っていたので、そこに繋がっていくように他の色を決めていこうという話になりました。そして、濃い色の外壁は「なぜそうしたいのか。」というFさんからの問いに自分の中でも「こう!」という答えが無いことに気づき・・・Fさんからは白の方がいいのでは?という提案があり、代表辻井からは「白やと思ってたー」と言われ・・・夫婦でどうしよっか・・・と言いながらその日は帰りました。

「外壁の色は現場で見て決める」ということで、家族でサンプルを持って現場へ。アルミサッシの色も同じ黒でもメーカーによって少し違います。我が家が採用するメーカーさんの黒は少し「赤」が入っていて、それがとにかく色々なものに絡んできて悩ませてくれました。

そして、さらに、白でも濃い色でも、どちらにせよ、主人と意見が一致する色が無い!!!こういう場合、いつもならFさんがご夫婦の間に入り全体的な色の分量を考えながら、いい塩梅のところを提案してくれますが我が家の話し合いにはFさんがいない。もう・・・それは空気悪くなりますよね。

私「これは?」

主人「いや、それならこっちやろ。」

私「・・・。」

主人「じゃあさ、せーので一番いい色を指さそう。せーの」

二人「・・・」(それぞれ違う色を指す。)だよね。

こんなやり取りをしながらも、ひとまず決めたことは「外壁は白にする。」でした。

Fさんから白を薦められた理由は、黒々した色は周りに威圧感を与えるから。「今の年齢から考えると、威圧感を与える建物にしてしまうと、周りから近寄りがたい人たちと思われるかも。」ということを話してくださったからです。(ご存じの方もいらっしゃいますが、一応ご説明を。私はもういい歳ですが、主人はまだ若いので・・・(笑))

私たちは土地を購入し、建物をここに建てて住みます。どちらかの地元でもなければ、近所に知り合いがいるわけでもないので、「建物の雰囲気によってそこに住む人の人柄も想像されるだろうな、それなら先入観を持たれないよう主張しすぎないことにしよう。」と思いました。また主人が白は嫌だなと思っていた理由は、小学生の時のお友達の家が、新築の時は真っ白で綺麗だったのに、あっという間に汚くなったということがあったそうです。建ったばかりの時の白がすごく綺麗だったのでしょうか。汚れていく外壁を見るのがショックだったようです。

この問題も、我が家が採用した安価なシリーズの塗料でも多少の防藻、防カビ性があるのと、少なくとも正面には換気フードや汚れやすいものを出していないこと、そして10年後くらいにはどちらにせよメンテナンスが必要になってくるので、汚れが気になったときにはその時にリフレッシュしよう!ということで問題解決としました(笑)これから、どの程度、汚れてくるのか経過観察しようと思います。

白にすると決めてからは私の作業で、いろんな白系のサンプルを集めていましたがやはりピンとは来ず・・・最後は代表辻井の一言により、決定しました。

「外壁の色は周りの色も映るから、サンプルでそこまで悩んでも実際吹き付けたら変わるって。そして、そこまで気にならない。」と言われ、それならもう決めてしまおう。ということで、メーカーサンプルでは何の色味も入っていない、いわゆる無彩色トーンの白を選びました。といっても、本当に無彩色ではなく、これもやはりメーカーによって何かしらの色が入っていたりするのですが・・・。比較的無彩色に近いということですね。

 

 

 

最後に私たち夫婦がなぜここまで違う色を好んだかと言いますと、犯人はこれです。

ブルーアンダートーン

イエローアンダートーン

「アンダートーン」ここ最近、ファッション誌などでも自分に似合う色、カラー診断、パーソナルカラーなどでお馴染みになってきているかもしれません。それです。私と主人ではこのアンダートーンが違いました。そうなると同じ白でも、好む白が違ってくるのです。ブルーの人は青白い白を好み、イエローの人は黄色が入った白を好むと言われています。一概には言えないところもありますが、簡単に言うとこういう感じです。この分野、学生の頃に面白そうだなと思っていましたが、かなり奥が深く、勉強するのがものすごく大変な分野だなと思いました。

何かしらのサンプルをずっと見比べているとだんだん色がわからなくなりますし、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!と頭を抱えたくなりました。

色々と書いて、夫婦で揉めながらでも、我が家は無事に色決めが完了しました。ご夫婦でトーンが違っても、どちらのトーンの色も取り入れられる、いい塩梅というものがありますので、そういう場合はコーディネーターさんに相談してみてください。あと、女性は色味の見分けが男性より優れていると言われています。ですので、男性の方で色には興味がないと思われる方は、奥様に色決めをお任せすることで全体的にまとまった色合いの家になると思います。(どうしても受け入れられない色だけは避けてもらうようにしてくださいね。)

外壁がどのように仕上がったかは、外構工事が終わって周りも綺麗になってからお届けします。

それでは、次回は大工工事についてお届けしようと思います。住宅工事において、一番工期がかかる大工工事です。いろいろなところで、いろいろ手間がかかります。そんな裏話的なことをお届け出来ればと考えています。お楽しみに♪

 

我が家の現場見学を随時予約受付しております。(現在、クロス工事が完了しております♪)

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Interviewerインタビュアー

尾崎由佳

尾崎 由佳

Yuka Ozaki

長崎育ち、高知住まい経験者。
飛び込み就活にてATTIC所員へ。
所長からの「仕込み」に日々、奮闘中。

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