InterviewATTIC関係者へのインタビュー

2023.07.1

注文住宅日和~こだわりすぎて2度目はもういいぞ!の家造り~第十八回「照明プラン1」

 

先日、取材を受けました。私・・・ではなく我が家です(笑)

間取りをご存じの方もいらっしゃると思いますが、我が家は夫の趣味部屋が玄関横にあります。その部屋から撮影をしていただいたのですが・・・振り返ってみると一番この部屋の撮影が長かった気が・・・多趣味な夫を持った甲斐があったのか・・・自分だけの空間が欲しい!という方は割といるのかもしれませんね。どんな映像になっているのかワクワクしています♪

さて、今回は照明プランについてお届けします。

昨今、SNSでも住宅情報が得られるようになり、たくさんの方がマイホーム計画や自分たちの家のことを発信しています。そんな中でも、なかなか照明器具の配置について特筆されている方は少ないような気もします。

ATTICでは照明計画も大事な設計の一つと捉えており、代表辻井のブログでも書かれています。

あかりの高さを考える
照明器具を選ぶ時は、カタログをあてにしない事
家を明るくするために照明を暗くする
LED照明のデメリット
設計のクセにインテリアの事をもうちょっとだけ書く②

 

振り返ると、割と書いてありますね・・・。ということは私から申し上げることが無いということになるのですが・・・(笑)

弊社の照明プランは基本的に、ダウンライトで必要な照度を確保しています。過去の代表辻井のブログにもあるようにダウンライトはインテリアを邪魔しないという点で有利です。天井に照明を付けないことを好む方もいらっしゃいますが、その場合はインテリアの方向性がハッキリしており、それに合う器具、そして必要な箇所への照度を確保できるような計画が必要になってきます。

我が家の場合は照明器具にそこまで予算を割けないこと、かといってよくあるシーリングライトを単純につけることは嫌で、結果、ダウンライトを使い価格を抑えつつ、照度の確保をするよう計画しました。

ダウンライトでもむやみやたらと付けずに、空間にあった綺麗な配列にすれば、あまりガチャガチャとしたうるさい印象にはなりません。

とても参考になる図書を照明器具メーカーのDAIKO社員さんが出されています。照明計画の基本が学べます。

高木英敏の美しい住まいのあかり

代表辻井のブログとこの本を読んでいただければ、素敵な照明計画が可能ではないでしょうか。

 

我が家の照明プラン

外部*必要なところに必要なだけ必要な時にだけ明かりが欲しい場所。ガレージにはセンサー付きダウンライトを壁に光が回るように設置。壁に光だまりが出来て、明るさと光のデザイン共に満足。玄関ポーチはEEスイッチを使って自動点灯。器具を感じさせない照明計画でより外部がシンプルになりました。

  

↓工事中に見た光だまりがとても綺麗でした。

 

趣味部屋*いろんなことをする部屋。今後どんなものを置くのか、どんな使い方をするのかは無限です。誰にもわかりません(笑)ということで、ダクトレールを採用。ここに無限に器具を取り付けられます。必要なところに必要になった時に。ただ、最初から何も器具を付けないのでは真っ暗なので、間接照明を設置。この間接照明は玄関ポーチの照明に光が繋がるようにデザインしています。

↓現在、ダクトレールにはダーツ用のスポットライトと植物用のペンダントが付けられています。

 

玄関*いってらしゃいとおかえりなさいの場所。と少しポエムっぽく書きましたが(笑)現実的には履き物を脱いだり履いたりするところ。スイッチはセンサースイッチを採用しています。我が家の玄関は比較的コンパクトなので、出来るだけスッキリと。外部と同じくダウンライトを壁に寄せて光が回るように設置しました。今後、この壁に何かしらを飾りたいなという野望も持っています。

 

廊下*歩くだけの場所。ここは天井には器具を付けず、最低限の明るさのみ確保。廊下奥にはFIX窓があり、窓の外にダウンライトをつけました。昼と夜で光が入ってくる場所を揃えた形です。

↓昼間の写真

 

主寝室*寝るだけの部屋。眠る為に明るさは不要ということで、ダウンライト2台で壁を照らすよう配置。調光機能を付けて、寝かしつけの際の絵本を読む時と眠りに入る前は明るさを調整しています。

私の失敗談。自分の家ということで気が緩んだのか、当初は調光機能なしでダウンライトを付けていました。ベッドに横になると眩しくて、後に器具とスイッチ交換。なぜ、最初から調光機能付きにしなかったのか・・・今となっては謎です。ただ、電気工事士の資格を取得したことがここで大活躍でした。

 

こども部屋*柔軟に考えておきたい部屋。こども部屋はフレキシブルに考えて引掛けシーリング仕上げに。とりあえずの器具を買おうかなぁと思っていた時に、弊社のお客様がお引越しでいらなくなる照明器具があるということでいただくことに。その器具はなんと!深澤直人さんデザインのMODIFY(Panasonic商品)シリーズでした。商品が発売されたころから素敵だなぁと思っていたシリーズだったので、こんな幸運があるとは!仕上げ材だけでなく、さらにこども部屋がグレードアップすることとなりました。

各部屋の説明をしていると、とても長くなってしまいましたので、2階の照明計画は次回にさせていただきます。夜の明かりは身体への影響も大きいです。明るすぎず、暗すぎず、シーンによって調整出来るとよりいいと思います。いずれにしても、どこを、何を照らすのか。まずはそこが肝心だと思います。

こんな器具数で暗くないのー?!と思われた方。陽が落ちたくらいでのお時間でもよろしければご案内させていただきます。ぜひ一度、お問合せください。

ご希望の方は当社ホームページ、問い合わせページよりご連絡ください。

過去ブログはこちらから。

1回目。

2回目。

3回目。

4回目。

5回目。

6回目。

7回目。

8回目。

9回目。

10回目。

11回目。

12回目。

13回目。

14回目。

15回目。

16回目。

17回目。

 

ATTICは注文住宅京都注文住宅の設計をしております。

ご相談は、お気軽にご連絡ください。

Interviewerインタビュアー

尾崎由佳

尾崎 由佳

Yuka Ozaki

長崎育ち、高知住まい経験者。
飛び込み就活にてATTIC所員へ。
所長からの「仕込み」に日々、奮闘中。

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