・・・もうすぐ4月。随分とご無沙汰してしまいました、ATTIC所員、尾崎です。昨年末、怒涛の引越しをなんとか終わらせ、荷ほどきしていないダンボールもあと9個くらいになりました。(本などの収納をどうするか・・・悩みに悩んで、方針は決まったものの未だ商品選びに時間がかかっているためです。)
しかし…私にとって初めての「家族」での引越し。・・・大変でした~。子供が生まれて少し経ったときに不要なものを捨てようということで、一度断捨離していたにも関わらず・・・ありました!ありましたよ!!・・・たくさんの不要なもの。引越しを機に捨てるものはともかく、それ以外にもありました。やはり、数年に一度は不用品の整理はするべきですね。全てのものに置く場所が決まっていて、収納にも少し余裕がある「現在(いま)」を長く続けていきたいです!!!
それでは今年のブログはじめに(遅い)、我が家の「続・大工工事」をお届けします。
今回は主に造作(ぞうさく)工事に関してお伝えします。
そもそも、「造作工事」ってなに?!と思われると思いますが、主には構造以外の部分です。ですので、前回ブログでお伝えしていたPB貼りやフローリング施工も造作工事の一部です。今回はそんな造作工事の中でも特に室内装飾などを造る部分を書いていきますね。室内の仕上りに関わってくる部分でもありますので大工さんの丁寧な仕事が仕上りに関わってくる所でもあります。
我が家で特にお伝えしたい造作工事は、①車庫のカウンター、②階段・ホール手摺、③階段の上段框部分・サッシ部分の納まり、④LDKの間接照明・・・この辺りでしょうか。
①車庫のカウンター。
予算、イメージ、希望、造り方(主人の趣味である水槽をここにも設置する予定があったので、強度も必要でした)・・・いろいろと制限がある中・・・きたー!代表の辻井がひらめきました!ひらめいていただいたスケッチから図面を描き、施工は大工さんにお願いしました。(予算が十分にある場合は家具屋さんに頼めば、図面を描くところからやってくれます。その代わり、費用が数倍もかかることになります。)
イメージ図。
施工図面。
完成。
ここは主人の「いつかバイクにまた乗るぞ!」という夢の為の、バイク置場です。現在はかめの一人部屋、そして息子の自転車置き場です(笑)
②階段・ホール手摺
ここは「東にひらいた空間を邪魔しない手摺にする。」ということを第一に考えて、形を決めました。形が決まれば次は納まりです。
気にならない人には「だから何?」な部分なんですが、これも設計の性分でしょうか。床との取付部分を隠したい!という気持ちに駆られて、そうなると既製品にはコレというものがなく、造ることになりました。そして、取付は大工さん。合板を欠いて、取付部分を埋めて、笠木に穴開けて・・・と手間を掛けてくれました。お陰でとても綺麗に納まりました。ありがとうございます!
合板を欠いて取付部分を沈めました。
その後、フローリング貼り。
笠木へ穴を開けて、脚部のフラットバーを通す。
完成。
東側にある階段は朝が一番気持ちがいいです。
息子のライブ会場でもあります。(髭男歌ってますの絵。)
③階段の上段部分・サッシ部分の納まり
前回のブログでフローリングの貼りはじめのお話をしていました。その時に書いていた階段の最上部のことです。普通は階段部材に「上段框」というものがあり、それを使います。ただ我が家は床材は無垢のアカシア、階段材にもアカシアの集成材を使えたら良かったのですが・・・ここは予算の関係上、イクタさんの階段材を採用しました。(アカシア無垢材と階段の仕上げ材の樹種が違うことを心配していましたが、サンプルを並べてみるとそこまで気にならない感じだったのでイクタさんを採用しました。)
フローリングはアカシア無垢材、階段踏板イクタさん 階段ラスティック ブラックチェリー
写真は踊り場から6段目の堺です。ここは上段框を使用しました。
本来、上段框が入るところ。ここをフローリングにしたので、見付(正面から見た厚みや大きさ)も薄くなってスマートです。
ただ、これのデメリットは一つ。アカシアフローリングを使ったことで実(さね)断面が見えること。今後、木パテで埋めていこうと思っています。(いつになることやらですが・・・。個人的には実が見えているのも嫌いじゃない。)
我が家の肝でもある階段、踊り場のスペースにカウンターを設けました。カウンター材もアカシアにしました。少し贅沢した部分です。
手すり棒もアカシア角材を使用。この手すり棒は黒のアイアンで検討していましたが、少し甘くなりすぎるので雰囲気が違うなーと・・・色々迷った結果、これに落ち着きました。
④LDKの間接照明
「間接照明」:照明器具自体を見えない位置に設置し、光を天井や壁に当てて空間に光をまわす装置です。作業するところには直下の明かりも必要ですが、リラックスする空間に間接照明などのやわらかい光があるとリラックス効果が増します。天井からの光ではなく、壁や床に近いところ、テーブルランプなどで明るさを確保出来るのであれば、天井に不要な器具を付ける必要がなく、天井が綺麗な面となるので空間の美しさに繋がります。
何もない時。
下地が造られ・・・。
間接照明の懐、完成。
点灯。
大工さんに手間を掛けてもらったおかげで、各箇所が綺麗に納まり、全体の綺麗な空間に繋がっていきました。
先日、我が家をお客様にご案内する機会がありました。我が家はなぜこうしたのかという考えが随所にあり、そういったことをご説明すると「面白い!」と言っていただけます。
ATTICの家にはこういった仕掛けや考えが必ずあります。意味のないことはしない。説明できない箇所はない。というのが代表辻井の口癖なくらいです。そしてその中でも「意味のある無駄」が素敵な空間に繋がっていくのだと思います。
我が家の完成見学を随時予約受付しております。
ご希望の方は当社ホームページ、問い合わせページよりご連絡ください。
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